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サービス Service

個別経営相談
(現場訪問・オンライン対応)

農業経営の現場で起こる悩みに、実務に精通した中小企業診断士として伴走支援を行います。単なる机上の理論ではなく、農業現場の実情をふまえた「一歩踏み込んだ実務的アドバイス」をご提供します。個人農家から法人経営まで柔軟に対応しています。

初回相談 1時間無料

2回目以降 16,500 / 1時間

※ご訪問の場合は別途見積り

右腕人材から外国人や短期アルバイトなど、多様な雇用形態に対応した実践的な採用・定着・労務管理体制の構築をサポートします。また、家族経営ならではの人間関係や役割分担の悩みにも丁寧に寄り添い、円滑な経営継続を支援いたします。

日々の営農スケジュールを「見える化」し、人・モノ・金・情報(ノウハウ)を効率的に活用。ムリ・ムダ・ムラを省きながら、持続可能な営農体制を構築します。小さな改善を積み重ね、着実な利益の蓄積を目指します。

シンプルなITツールを活用し、書類整理から資金の流れの「見える化」、資金繰り表の作成、金融機関への提出資料の準備まで一貫してサポートします。

農業者が見落としがちな補助金・助成金の要件整理から、書類作成やオンライン申請の支援・差し戻し対応まで、伴走型で支援します。
(必要に応じて他の士業の方と連携する場合があります)

営農継続、目標達成のための中長期の計画づくりをサポートします。特に事業承継問題や設備投資、新分野への取り組みの判断など、「経営者の悩みどころ」に寄り添います。

観光農園やネット販売など、一般消費者向け(BtoC)のビジネス展開に取り組む農業者の皆さまに向けて、次のような支援を行います。

  • 自社のブランド構築と世界観の整理
  • SNS発信によるファンづくり・リピーター育成
  • 見えにくくなりがちな販売管理業務の整理・効率化
  • 生産部門との連携体制の構築(売れ筋や在庫とのバランス管理)

セミナー・講演経営相談
(内容はご要望に応じてカスタマイズ可能)

従来の農業関連セミナーは、栽培技術に特化した内容や、現場では実践が難しい一般的なビジネスセミナーに近い内容が中心でした。
また、資材メーカーによる「物売り」色の強い講習会も少なくありません。

私の講演・セミナーでは、 「現役農業者」ならではの視点 に加え、中小企業診断士としての知識や理論、行政方針への理解 を活かし、農業者の皆さんに寄り添った実践的な内容 をお伝えしています。経営の理屈を押しつけるのではなく、現場で「臆せずに取り組める」ことを重視しています。

以下のようなテーマで、対象や目的に応じた柔軟な構成が可能です。

人手不足への対応、事務作業の簡素化、畑作業の効率化、実践的な生産計画の立案など、現場の課題に直結した内容をわかりやすく解説します。

派手な成功事例に惑わされず、「ラッキーな儲け」ではなく「持続できる経営」を目指すための基本を重視。就農初期の資金繰りやノウハウの獲得など、息切れせずに続けるための考え方を中心に、共感を呼ぶリアルなテーマを中心に構成します。

若手職員、営農指導員、経済事業部門職員を対象に、農家支援に必要な「事業計画書の見方」や「対話力の強化」、「農業独特の経営理論」など、実務スキルの向上を支援します。

現場と制度をつなぐ「翻訳者」として、行政・大学・企業などを対象に、農業の実態に即した現場発の提言を行います。

記事執筆・記事監修・
広報コンテンツ提供

現役農業者ならではの視点を活かし、「専門的でありながら読みやすい」「実践的で共感を得やすい」コンテンツの提供を行っています。

また、X(旧Twitter)スペース「農業経営なんでも相談室」の運営実績もあり、対話型の発信コンテンツの構成・台本作成もご相談いただけます。読み手の目線に立ち、「農業に詳しくない人にも届く」表現にこだわります。

  • 農業経営者向け連載記事の執筆
  • JA広報誌や地域新聞コラムの監修
  • 自治体や団体のパンフレットや啓発冊子の作成協力
  • noteやSNSとの連動による企画提案・編集

営支援実績
Works

観光果樹園|A農園様(後志管内)

観光果樹園
A農園様(後志管内)

コロナ禍に開催された補助金説明会にて、「自園は対象外」と認識されていた A農園様に対し、丁寧なヒアリングを実施。その結果、複数の補助金要件に該当することが判明し、書類作成およびオンライン申請の伴走支援に加え、 対応の難しい差し戻し案件にも根気よく対応した結果、3年間で約2,100万円の補助金を獲得し、コロナ禍における経営の危機を乗り越えることができました。特に申請業務では煩雑な書類整理が求められましたが、ペーパーレス化・デジタル化を推進することで、オンライン申請への対応とともに ITスキルの向上にも寄与。その後も書類管理の効率化が進み、事務作業の負担軽減と生産性向上を実現されました。


観光果樹園|B農園様(空知管内)

観光果樹園
B農園様(空知管内)

繁忙期の人手不足に悩まれていたB農園様よりご相談をいただき、「求める人物像」「担当する役割」「雇用条件」などを丁寧にヒアリングし、再定義を行いました。そのうえで、ターゲット人材に適した募集媒体の選定、求人広告のデザインや文章の校正までを伴走支援。結果として想定を上回る応募があり、自社のニーズに合った人材の確保に成功されました。 その後も、雇用者が定着しやすい体制づくりについてアドバイスを継続。季節雇用でありながらリピーターが増加し、募集負担の軽減と定着人材の活躍による作業効率の向上を実現されています。


直売所運営型・多品目生産農家|C農園様(茨城県)

直売所運営型・多品目生産農家
C農園様(茨城県)

「お客様の期待に応えたい」という思いから多品目生産、販売を行われていたC農園様。しかし、品切れや売れ残りが頻発し、廃棄ロスと欠品による機会損失が同時に発生。生産現場でも品目ごとの作業が煩雑化し、スタッフの混乱やミスが相次いでいました。
そこで、売上データをもとに品目ごとの「売れ筋・死に筋」を分析し、思い切った商品ラインナップの見直しを支援。主要顧客層のニーズに応じて品目を絞り込み、直売所の売場構成と連動させる形で再設計しました。
また、生産計画にはガントチャートを導入。播種から収穫・出荷までの各工程を可視化・共有することで、作業の平準化と人員配置の最適化を実現。結果として、生産現場の混乱が大幅に軽減され、労働生産性が向上。売上・利益ともに前年同期比で改善し、「やみくもに品目を増やす」から「戦略的に選ぶ」農業へとシフトされています。

社事例
Case Study

農業分野では、特に繁忙期における人手不足が深刻です。私が農業を営む地域でも、近隣農家の栽培作物や繁忙期が重なるため、人材の確保競争が激しくなっています。

町内および周辺市町村では高齢化が進み、地元からの人材確保は困難な状況です。こうした中で、外国人材や遠方からの短期アルバイトを受け入れるには、まず「住まいの確保」という壁に直面しました。数か月単位で借りられるアパートやシェアハウスはほとんど存在せず、空き家も老朽化が進んでいて、すぐに人を住まわせられる物件は非常に限られていました。

そこで私は、空き家を取得し、大幅なリノベーションを施すことで、清潔・快適・お洒落な従業員宿舎を整備しました。遠方から働きに来る人材にとって、疲れを癒せる住環境の提供は大きな魅力であり、結果として農作業へのモチベーション向上や応募者数の増加といった効果が得られています。他の農園との差別化にもつながりました。

また、この宿舎は11月~3月の農閑期には利用されなくなるため、有効活用の手段として「民泊運営」を開始しました。近隣市町村ではインバウンド観光需要が高まっており、その流れを取り込むことで収益化を図る狙いです。

民泊事業は、建築基準法・消防法の適用や行政への各種届出など、簡単に始められるものではありませんが、専門業者と連携しながら準備を進め、1棟目は7年目を迎え、昨年からは2棟目の運営も開始しました。コロナ禍による打撃もありましたが、これまでに延べ1,000人以上の宿泊者を受け入れてきました。民泊による収益は、不動産取得費やリノベーション費用の回収にも大きく貢献しています。